「さとり世代」
先日の同行仕入で、一緒に回ったMさん。
まだ20代の彼は、いわゆるところの「さとり世代」です。
今の仕事に不満があるわけではない。
かと言って、人生全てを捧げるようなやりがいを感じているわけではないし、
そんなことをしたいわけでもない。
それでも何となく感じている
不安、
焦燥感、
満たされない気持ち。
それらが、何によって満たされるのかも分からないから
とりあえず稼いでみたいのだと思います。
それでいいと思う。
「今よりも稼ぎたい」と思う理由は人それぞれ。
でもみんな思ってるはず。
「稼げるようになれば、今とは違う景色が見えるんじゃないか」
なんてことを。
どんな景色なのか分からないし、イメージもできない。
わからないから、見てみたい。
自分の好きなことに本気で取り組んで、
それで稼げるようになるってのは、ひとつの理想形だと思います。
・本気で打ち込めるもの
・稼げるもの
両方を一緒に手に入れることは、夢物語かもしれないけど、
ひとつづつなら、ハードルは下がります。
だから、どちらからでもいいから、見つけて欲しいなと思います。
「せどり世代」
僕は、本気で打ち込めるものとしての「せどり」を続けてきました。
好きだからやっている、というスタンスをとるために、
稼ぎにはあまりこだわってこなかったかもしれません
先日、息子にゲームソフトを買ってあげました。
新しいポケモンのソフトが欲しかったようです。
でも、あまり積極的に欲しいとは言わなかった。
そんな姿を見て、半ば無理矢理に買いに行きました。
子どもに気を使われるのもイヤだ。
自分の稼ぎのせいで、、、みたいな負い目は感じたくない。
稼ぎを理由に子どもに貧しい思いをさせたくないから、
ニンテンドースイッチでも何でも、
躊躇しないよう意識して買い与えてきました。
でも、僕に本当に必要なのは、
何でも躊躇せずに買えるような稼ぎではなくて、
「買わなくてもいいものは買わなくていい」と言えるように
自分に負い目を感じないような稼ぎだと気付いた。
「好きなせどりで生きてます!」
そんなことを言い続けてきました。
でも好きなだけじゃだめだ。
せどりを続けることを邪魔されたくないから
「稼げているのか?稼ぎ続けられるのか?」
そんな、周りからの声と自分の内側から聞こえる声に
負けないくらいの稼ぎが欲しい。
それは、周りに対する見栄なのかもしれません。
でも、見栄のためでいい。
自分は今「せどりって稼げるの?」って質問されたら、こう答えます。
「僕は稼いでますし、もっと稼ぎますよ」と。
嘘偽りのない見栄を張りたいのです。
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