僕らは生きている以上、決断力が必要な場面に直面します。
- 夕飯のメニューは何にしようか
- 今日着るシャツは白か青か
- 今日は31日だからサーティーワンアイスで何を頼むか
事の大小に関わらず、毎日多くの「決断」に囲まれて、僕らは生活しています。
ある研究によると、ダンベルの上げ下げで筋肉が疲労するように、
複数の決断を下すと脳も疲労することがわかっています。
一日に決断できる量が決まっているならば、不要な決断は減らしたほうがよいわけで
スティーブ・ジョブスやマーク・ザッカーバーグが、より重要なことに意思決定力を残しておくため、いつも同じ服を着ていたことは有名な話。
限りある決断力の温存のため、選択の回数を意識的に減らす努力が必要なのです。
【「せどり」は決断・選択の連続】
ちょっと小難しく書き出して、知性的に見せようとしたけど、疲れたのでこのくらいにしておきます。
さて、僕の肩書きは、自称「コスパリストな競取師」。
いささかイメージがし難く、失敗感のあるネーミングですが、そこは問題ではないので放っておいてください。
「せどり」ってのも決断・選択の連続と言えますね。
- 目の前の商品をリサーチするかしないか
- 商品を仕入れるか仕入れないか
- どの販路で売るのか、いくらで売るのか
- 不良在庫を値下げするのか、処分するのか
どんなビジネスでも同じなのでしょうが、決断は素早く、適切に行わないといけません。
【決断は、少ないほうがよいのか?】
ブックオフの本棚をイメージしてみてください。
そこにある本を見て、値段を見て、「お、これは高く売れそう」と判断して仕入れる。
これができるのは「目利き」と呼ばれる人だけですが、
判断の部分を機械に任せてしまったのが「ビームせどり」とよばれるものです。
棚に並べられた本のバーコードを片っ端からバーコードリーダーでスキャンし、スマホのアプリで、利益の取れそうなものだけを確認する作業。
その作業においては判断で疲れることはなく、バーコード部分を少しだけ引き出す片手とスキャンボタンを押す指先、店員の様子に気を遣う神経がすり減るのみです。
以上は、本せどりをやったことのない僕がイメージする本せどりですが、
イメージしただけで、メンタルの弱い僕にはやれそうにないなと思いました。
【決断を楽しむのがリサイクルショップせどり】
さて、リサイクルショップで僕が商品を探す方法は、と言えば、
自分が「コスパが良い」と感じるモノを探すことです。
選択の回数を減らすことと同じように「選択基準」を明確にしておくことで
その意思決定にかかるコストを低くすることができるはず
(コスパが良いって選択基準は曖昧ですがな)
リサイクルショップで探すのは「自分が欲しいと思えるもの」
いわば、心が動かされるものです。
正直、みんな真似したらいいのに、なんて思っているのですが、なかなかマネは難しいらしい。
心に引っ掛かる商品を見つけたとき、始めて値札をみる。
それが予想した値段より安ければ買うだけ。
欲しいモノを安く仕入れることができたとき、僕の幸せはマックスなのですが、
これって、せどりに限らず、普通のお店でも、なんら変わらないのではないでしょうか。
大きく違うのは 、普通のお店では値札を見たとき
「これがこんなに高いのか!」
であることが多いのに対して、
ことリサイクルショップでは
「こんなに安くていいのか!」
ってことが多いってことでしょうか。
【一期一会の出会いなので、迷ったら買う!】
リサイクルショップで出会うモノは、ほとんどが1点モノ。次に来た時にまた出会えることは無いと思ってください。
迷ったら買う!
買わないで後悔するより、買って後悔したい!
【結局ここに落ち着く】
とかく体を使う作業が多くて、「肉体労働」の側面が大きい店舗せどり。
電脳の比率を増やすとか出品の外注化といった、物理的な労力の切り分けも必要ですが
「意思決定のスリム化」という眼に見えない部分の省力化も意識しなきゃ!
ってことを言いたかったのですが、
結局言ってることはいつもと同じになってしまうようです。
楽しめる決断を増やしていけば、それが疲れるモノであっても満足度は高まります。
さあ、今日もせどりを楽しんでいきましょう!(無理矢理!!)
それでは今日はこの辺で
また!